愛だよ愛
レース明け、家族サービスで都内に出て来るというJAWSファミリーとMeSci(日本科学未来館)に行ってきたのでした。メガナントカというプラネタリウム映像がスゴかったです。宇宙食アイスクリームは不味かった。アメリカ人はやっぱ舌の皮が厚いと思う。毛利さんはNASAで、やたらと甘いパフェだのストロベリードリンクだのに慣れる訓練もしたのだろうか。いやはや。
ところで、いきなり結論。日本のモトクロスはもっと多くの人に愛されるスポーツにしていかないとダメだと思う。下でタイのスーパークロスについてあれこれ書いたけど、ヨーロッパでもアメリカでも、もちろんタイでもモトクロスはすでにスポーツとして多くの人を楽しませ、愛されてるんだよね。日本にはそれがない。
日本のトップライダーたちがプロとして食べていけるのは、彼らの活躍によってバイクが売れるからではないし、まして、広告効果によりスポンサーの商品が売れるからでもない(と思う)。極論をいうと、モトクロッサーというバイクはメーカーにとって非常に利益率の高い優秀な製品で、その開発に?げることが、メーカーとライダーとの関係(契約)の前提になっている。
これまた極論をいうと、日本のモトクロスはメーカーの開発だけやってればいいことになってしまい、プロと呼ばれるライダーの中には、現実にそういう待遇というか、レース環境に身を置くライダーが少なからず存在している(んだと思う)。そういうシステムの中で行われるスポーツが文化になんてなるわけがないし、一般の人たちから愛されるはずもない。スポーツとしてもっとみんなから愛されるモトクロスにしないとダメだと思う。
ところが、実際のレースはと言えば、スケジュールにしてもコースの規模にしても観客へのサービスにしても、ファンを大事にする気持ちがまだまだ十分ではなくて、まして一般に受け入れられ、スポーツとして愛されるべき努力なんてないに等しいと思う。
「地球はたったひとつの星でしかない。」という毛利さんの言葉が、「唯一」のという意味ではなく、どこにでもある、ありふれた星という意味で発せられていたことが最初は意外だったけれど、地球を出て宇宙を見ると、世界がそんなふうに見えてしまうのかもと心に残った。内側だけ見てちゃダメなんだよね。外の世界にアクセスし、認め、認められる努力をしないと。
そのことをテーマに2005年は頑張ろうと思った○-○でした。