【感動と興奮、モータースポーツの感動を一人でも多くの人と共有したい!! 】 フリーペーパーMXING & フリーマガジンMXING+PLUSについて。

感動と興奮
モータースポーツの感動を一人でも多くの人と共有したい!!
フリーペーパーMXING & フリーマガジンMXING+PLUS

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ライダーとして、あるいは取材する側から、ずいぶん長いことモトクロスに関わってきました。その間ずっと、「こんなに面白いスポーツなんだから、もっとメジャーになってもいいのにな、どうしてメジャーにならないんだろう…。」という、関係者なら誰もが抱く疑問を持ち続けてきたわけです。でもある日、これは本当に、はっと気付かされたた瞬間がありました。メジャーなスポーツだったら、より待遇や環境を良くしようという意見はあっても、メジャーになりたいなんて発想は出てきませんよね。メジャー志向とはつまりマイノリティであることの裏返し。日本のモータースポーツ、特にモトクロスはどうみたってマイノリティ。かつて自分がローカルレースのライダーだったりしたから、少なくとも全日本選手権はメジャーだと思っていたけれど、冷静に見れば、これほどマイナーでしかもローカルなイベントはない。

だったら、まずそのことを大事にしなければいけないんじゃないか、そう思ったわけです。せっかく足を運んでくれた地元のお客さんを楽しませることもできなくて、メジャーになんてなれるわけがない。

当時専門誌で仕事をさせてもらっていましたが、本来、より広く多くの人に情報を発信しなければならないメディアの仕事が、実はコアなファンへの一方通行で、ビギナーや入門者に対してどんどん敷居が高くなってしまうということへの疑問もありました。

モトクロスがメジャーになるために、モトクロスをメジャーにするために、自分は何をすべきなのか、フリーランスの自分にしか出来ない仕事があるんじゃないか…。答えはすぐに導き出されました。

全日本選手権の1戦ごと、その大会の足を運んでくれたお客さんのための情報紙を創ろう。1996年、そうやって誕生したのがフリーペーパーMXINGです。

MXINGの目的は、お客さんにリピーターとなってもらうこと。毎年、その大会だけを見に来るという地元のお客さん、仲間に誘われて、あるいはたまたま来てくれた来た初めてのお客さん。レースが終わって「何がなんだかよく分からなかったけど、とにかくスゴかった。」という印象だけじゃなくて、「〇〇選手がカッコ良かった。」とか「ライダーたちが気さくで楽しかった。また応援に来たい。」と思って欲しい。だから、たとえマンネリでも地元のライダーやその大会で活躍しそうなライダーをキャッチアップするように心がけています。

そんなこんなを長年続けてきたら、またまた自分の中に課題が生まれました。新たなファンを呼び込まないと、全日本はコアなファンが集まるだけで、結局じり貧になってしまうのではないか。モトクロスをまだ知らない新しいファンを獲得する。そう思って2012年にスタートさせてのがフリーマガジンMXING+PLUS。3月のシーズンプレビュー号は大坂・東京モーターサイクルショーで配布。5月のシーズンスタート号、8月のシーズンクライマックス号と、もちろん会場内でも配っていますが、基本モトクロス界の中から外へ情報を発信出来ればと思っています。

どちらも全日本モトクロス選手権に関わるメーカーさんやショップさん、応援してくれるファンのみなさんから協賛をいただいて発行しています。MXINGに関しては、96年に産声を上げて以降、しばらくは全日本の観客は減少傾向がストップし、微増に転じたという報告を頂くことが出来ました。でも、依然として全日本の運営は厳しい状況が続いています。本当は、初観戦のお客さんをリピーターにすることで、観客は数年後に倍増する、という我ながら読みの甘い予測を立てていたので、目的到達にはまだまだ長い道のりがかかりそうですが、全日本モトクロスをメジャーなスポーツにするために、そして、みんなにバイクを好きになってもらえるように、頑張って編集しています。

11年にMXINGはモノクロからカラーへ。そしてオールカラーのMXING+PLUS発行と、台所は常にファイヤーホイル状態。それでも電動アシストなし自転車操業でなんとか頑張っています。より分かりやすい、楽しい、魅力ある紙面(誌面)作りを目指してこれからも頑張ります。ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いします。


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