16JMX Rd.2 KANTO

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オープニングレースでIBクラスの山田 仁選手が亡くなるという悲しいアクシデントが起きた第2戦関東大会。IA1成田、IA2能塚、IB大倉、LMX中野が開幕2連勝を達成した一方で、星野優位&KTM450SXにより、国内4メーカー以外のマシンで初めて国際A級の表彰台に上がる快挙が達成された。1961年に発足したMFJ、64年には第1回日本グランプリモトクロスが開催され、全日本選手権のランキング制度が確立されたのは67年。セニアクラス(現在の国際A級)は翌68年に設立されている。この間、国産以外のマシンがトップカテゴリーの表彰台に上がったことは1度もない。星野優位とKTMが、50年に及ぶ歴史にその名を刻んだことになる。MXGPやAMAでは十分すぎるほどの実績を上げているKTMだが、星野のマシンは、所属するKTMうず潮レーシング福山が量産車に独自のモディファイを加えた、いわばストックマシン。4メーカーのワークスがしのぎを削る激戦の舞台での表彰台登壇は、偉業といってもいいだろう。強風が吹き荒れた大会で、星野とプライベートチームが旋風を巻き起こした。


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