新たな時代へ突き進め!! 2025MXoN US Ironman Raceway

写真は2024年のMXoNイギリス・マターリー・ベイシン大会での大倉由揮。OPENクラス予選17位、日本代表チームはエストニアと同ポイントの20位で敗者復活戦のBファイナルへ。そしてBファイナル、日本代表チームはMX2の横山遙希が6位に食い込む健闘を見せるも、大倉はスタート直後の1コーナーで激しい転倒に見舞われてDNF。直前の怪我で出場出来なくなった大城魁之輔に代わってMXGPクラスを担当した渡辺祐介も本調子とはほど遠い状態で、予選グリッドを決める金曜日のBallotで好位置を得た日本代表チームは、そのチャンスを活かすことが出来ずにまたしても予選敗退という苦渋を味わうこととなる。
誰よりも悔しかったハズだ。もしスタートのアクシデントがなかったとしても、ラトビアの12ポイントを上回るにはBファイナルで4位以内に入る必要があった。そもそもクラス予選でもうあと一人をパスしていれば自動進出が果たせたハズだった。レースにタラレバはない。もちろん時間を巻き戻すことも不可能だ。そして悔しさを心に刻んだ日から1年が過ぎた。大倉にとってこの1年は、あっと言う間ではなったに違いない。全日本のランキングで横山に追い付き、再び手にした代表の座。日本人として初めてAMA SMX250のチャンピオン世界に輝き世界に名を馳せた下田 丈、彼も2023年のMXoN RedBudでは辛酸を舐めたライダーだ。ここに全日本IA2クラスで圧倒的な強さを見せ連覇に邁進する中島漱也が加わった新生日本代表チーム。
悲願でもある予選突破はもちろん、新たな時代へのスタートが間もなく切られようとしている。
