17JMX Rd.5 TOHOKU
酷暑の土曜日、午前中ドライから一転、大粒の雨でマディコンディションになった決勝レース。見る方もやる側も大変だったが、藤沢はやっぱり面白い。もちろん改善してほしい部分もいっぱいあるのだが、出来る範囲の中で頑張ってもらえている。そういうレベルに留まってはいけないとは思うけれど、それも全日本。
レースは今回も成田の必死さが伝わってきた。02年の初タイトル以来、こんなに勝てない成田を見るのは初めてだ。対するイケイケの小方、虎視眈々ならぬ鯨視眈々な山本。平田も調子を上げてきたし、SUGOを欠場して膝の手術を受けた新井、小島も次のSUGOまでには態勢を整えてくるはずだ。成田にしても「あと一つ」が目標であるハズがない。毎回この一つに打ち込むプロとしてスタンス、執念。この夏をどう過ごすか。8月のSUGOから始まる終盤戦に、誰もが真価を問われることになる。