18MXGP Rd.12-13 INDONESIA&ASIA
96年のMXoN(当時はデ・ナシオン)からヨーロッパのレースに足を運ぶようになって、シーズン中どこかで行ければなといつも考えています。インドネシアで2週連続というスケジュールが組まれた今年、これは行くしかないなと即決しました。去年の4月、初めて行ったときの印象がとても良かったし、何より雨でキャンセルとなってしまった昨年から、どう発展させるのかなという興味がありました。
結果からいうと、すご過ぎでした。そもそも自治体がホストとなっての誘致開催です。日本ではまず不可能だろうということが、当たり前のように行われています。最初のパンカルピナンはまたしても雨スタートのレースになったんですが、新たに砂を入れ、排水を考慮し、ジャンプにシートをかけてギリギリまで養生。2週目のスマランに至っては、平日県庁の前庭でセレモニーが行われるなど、行政のバックアップではなくて、正に主導。世界一バイクが売れる国だからこそできることなのかもしれないけれど、新たに造成された会場はおそらく世界一の規模とレイアウトだったし、これからのアウトドアモトクロスの在り方を具現化する、間違いなく最先端のトラックでした。
インターバルに行き当たりばったりの旅をしたことは、FBで報告させてもらいましたが、人当たりもいいし、食事もまずまず、ぼくにとっては物価の安さが何よりありがたい。13日間の滞在で、移動、滞在費がいくらになったのかまだ確認もしてないけれど、10万円ちょっとで上がってるんじゃないのかなぁ。
来年のMXGPは、インドネシアの2戦に香港と上海が加わり、アジアで4戦がスケジュールされています。なぜ日本GPがそこにないんだろうなんて言ってみてもしょうがない。世界最高峰のレースがすぐ近くまで来てくれるわけです。みなさんぜひ、来年はMXGPアジアラウンドの観戦を計画してみてください。