ホコリ

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強風で全身(耳の中まで)埃まみれになった全日本モトクロス選手権シリーズ第2戦関東大会取材の記憶の記録。

いわきから戻ってきたのが金曜日。MXINGの印刷引き上げて、南北線というのにたぶん初めて乗って、春日の美蔵さんにビールを飲みに行った。本当は岩間先生が上京するっていうんで、ビアガーデンでも行ってタカーキと岩間先生を挟むハズだったんだけど、地震災害発の発生で岩間先生は急遽出動。タカーキも来れなくて、おっさん4人。

土曜早朝会場へ。周辺のコンビニにMXINGを置いていただいて、小菅さんを迎えに行って会場入り。そのまま予選取材。終わってうず潮さんとお風呂&晩御飯。パドック戻ってマイエースで就寝。

日曜日決勝取材。第1レースが終わってプレスルームに戻ったら、隣の救護がただならぬ状況になっていた。モトクロスは死を伴う危険なスポーツだ。みんな知っている。でも、ある日自分がその当事者になるとは思っていない。ある意味地震災害と同じだ。可能な限りそうならないように。少しでもリスクを回避できるように。なるべくはやくリカバリーできるように。ぼくらは忘れてはいけない。終わってプレスルームで作業してそのまま自宅に移動。入浴して、途中4時間ほど寝て、早朝起きて、そのまま速報作業。

九州で立て続けに大きな被害が出た直後に強行された全日本。関東地方にも強風が被害をもたらしていた。しかも決勝では大きな事故がおきて、ぼくはそれらをどうレポートすべきなのか、正直辛かった。

MFJの公式レポートに、そのことに対しての言及がまるでないっていう現状に唖然とする。それと、いつも感じることだが、実況放送、もう少し勉強してほしいなと思った。

大きな喪失感から立ち直り、前進するにはそれこそたくさんのエネルギーが必要になる。成田選手を始めとしたライダーたちのメッセージに心を打たれた。誇りを持って頑張ろう。

写真はKTMに移籍し、初表彰台へと導いた地元の星野優位選手。MXINGのインタビューでは、亡くなった佐藤健二さんのこと、この秋家族が増えること、いろいろと語ってくれました。舞うのを通り越して、サンドブラストみたいな砂ぼこりに晒された観客のみなさん、そしてオフィシャルのみなさんもご苦労さまでした。


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