サワディ!
12月5~6日に行われたThailand SX Rd.9(Final)取材の記憶の記録。
2000年にFax配信のメディアとしてスタートしたHYPER MXING。その後インターネットの普及に伴ってPDF+メール、PCメール、携帯メールに特化…と形態を変えながら続けてきたけれど、SNSが主流になったことで、そろそろ潮時かなという思いもあって、裏方としてサポートしてくれたTさんと、池谷優太選手の応援を口実にタイ行って打ち上げでもしようかって感じで出かけたのでした。
オッサン二人のバンコク。当然のごとく…というか、まさかの初日大ブレイク(笑)。1日目にして滞在費のほとんどを使い果たすというバカっぷりを発揮し、それでも元気に会場に向ったら、待っていたのはサトケンさんの訃報。いろんなことがあり過ぎで、ハゲ頭の中全然整理出来ないでいるわけですが、思い出しつつつらつら書いていきます。いつもよりちょっと長くなるかも。別にお付き合いいただななくてもかまいません。でもって、レポートはTさんがしっかりアップしてくれてます。つうわけで、真面目なレポートはそちらを読んでいただければ幸いです。
「LCCとWI-FI」
さて、最初にLCCを使ってみようというのが今回の取材行のテーマにありました。毎回1番安い航空券でってのはおキマリなんですが、LCCってのも1回使ってみようと。そんでネットで調べたり、LCCの大先輩ブルネイのしみチャンにアドバイスもらったり。結果これはもう使わなくてもいいかなって感じました。時期的なものもあるんでしょうけど、そんなにお得感なかったし、預け荷物20kgまでいくらとか、ブランケット幾らとか、こマメに準備できる人にはいいかもですが、いつも行き当たりばったりなボクにはちょっと向いてない。東京~バンコクはやっぱ羽田~スワンナブームの深夜便が最強かな。結局行きは同行のTさんと東京駅で待ち合わせて、成田でクルマ預けて、…この費用も羽田なら必要ないし…、イミグレ通ったあとでビールと水を買って機内に持ち込んだりして、座席にはモニターもないんで、あとはひたすらノイズキャンセリングイヤホンで音楽聞いて寝てました。
で、久々ドムアンというドメスティック空港に到着して、どうせ安く行くならバスでいいだろうとバス停向って、事前に調べておいた番号のローカルバスに乗り込んだら、それはなぜか途中からスワンナブーム行きの高速急行バスに変身して、予約したホテルを横目にあれよあれよと言う間にスワンブームへ(笑)。それも空港の出発ロビー前とかじゃなくて、外のバス停みたいなとこに着いて、地元の人に教えてもらって、一旦空港バスターミナルに行って、空港巡回シャトルバスで到着ロビーに行って、エアポートリンクで再び市内へ。渋滞含めて都合2時間。到着から丸々1時間無駄になりました。まっ、こういうのも案外楽しかったから無駄でもないんだけど。
そんで、今年の春に見つけた安ホテルにチェックイン。ここエアポートリンクの駅に直結。センセーブ運河の停留所近し、市内のレンタカーオフィスも近い、必然的にお○○○さんも近いってことで、当面使うことになりそう。そこから運河ボートでまずはMBKへ。ここでポケットWI-FIのシムカードを購入。実は今回、イーモバイルのD25HWっていうのをヤフオクで手に入れておいたんです。ちょっと前の機種だけど、コイツ国内ではイーモバイル専用機だけど、海外ではシムフリーになるとかで、中古1000円ちょっと、現地のシムカードも1000円程度なら、空港でレンタルWI-FI借りるより得なんじゃね? っていうシリコンケース付きの皮算用。結果はバッチリ。1週間使い放題の3Gシムが500バーツ弱で、テスト開通までやってくれたお兄さんに100バーツのチップ上げちゃいました。帰って調べたら、シムカードもっと安いみたいだけど気にしない気にしない。空港でWI-FI使えればバスの乗り間違いもなかったんだよなぁって、それも気にしない気にしない。そっか、帰りに次回分のシムを買ってくれば良かったんだ…ってところはちょっと後悔。でも、来年春のMXGPはたぶんスワンナブームで、あっちはフリーWI-FI拾えるし。ホテルまではgoogle mapの案内なくても行けるし、この安いポケットWI-FI、今後案外使えそう。
その後地元レストランで食事して、さらにその後大乱痴気騒ぎへと突入したわけですが、これはさすがに書きません(書けません)。でも面白過ぎる話なので、会った人には教えます。去年のオカママッサージより面白いです。なんでも聞いてください。
「BIKE FOR DAD」
土曜日、朝起きてタクシーでレンタカーオフィスへ。今年の春に続きCars-Scanner.comで予約したんだけど、なんか住所が変。で、ちょっと迷って春に行った事務所に向ったら、普通にコッチでした。ここからはD25HWとiPhoneのgoogle map(別名ちず子さん)でナコンチャイシーってことにあるThailand circuitへ。途中、ローカルマーケットで朝御飯食べて、右折するハズがUターンしちゃったりしたけど、ちゃんと着いた。最初に会ったのが、去年の北居選手や今年の春星野裕選手がお世話になった現地のKTMチームのオーナーBaiさんだったかな。一緒にいたジャーナリストのアップルさんに「みんなが着てるあのTシャツ何よ? BIKEって書いてるやつ。」って聞いたら、「どこでも売ってるぞ。明日持ってきてやる。」って言ってくれて、1時間後にはちゃっかりゲットしてたって言う。そんで、トンチャイさんとこに挨拶に行ったら、最初の言葉が「ケンジサトーさんが亡くなったの知ってるか。」でした。
頭グルグルさせながら練習走行取材して、優太と話して、夕方コースの入り口近くで王様のお誕生日セレモニーがあって、バンコク戻ってホテルから運河ボートで王宮広場に向って、途中どこかのホテルの前でローソクと歌のセレモニーに参加させてもらって、花火見て、王宮広場を歩いて、カオサンで時間潰して、トゥクトゥクでファランポーまで移動して、ビールはどこかで飲めたんだっけかな? 宿戻って寝ました。夢に健二さんが出てくるかなぁと思ったけど、そんなこともなく。
「RACE」
日曜日決勝。この日のちず子さんは、昨日間違えてUターンしてしまった立体交差ではなく、もっとまっすぐ行ってから右折せよという指示。で、間違わずスムーズにコースに辿り着けた気が。タイのレースは土曜日に練習走行が2回あって、日曜日はというと、午後練習どころかサイティングラップもなしにいきなり決勝というなかなかワイルドなスケジュール。優勝かつランキングトップのチャイヤンが4位以下で逆転タイトルの可能性があった池谷君のレースは、チャイヤンがスタートでゲートに引っかかるという、もしやの展開となるも、チャイヤンすぐに追い上げ。池谷君はトップのターボを追いきれず2番手走行。そうこうする内にチャイヤンが池谷の後方に。終盤池谷ハイサイドクラッシュを喫し、順位こそ入れ代わらなかったものの、ターボ、池谷、チャイヤンの順でフィニッシュしてチャイヤンが見事タイトルキープしたのでした。
終わってみなさんにご挨拶して再びバンコクに。レンタカー燃料満タンにして返してホテルへ。晩飯は何を食べたっけかな。え~と、Cocaでタイスキ食べたのがこの夜だったか? 向かいのテーブルにいた家族のお子さんが話しかけてきて、聞けば日本に2度ショートステイしたんだとか。そのために一生懸命日本語勉強したらしく、なかなか上手な日本語を話してくれて、しかもカートやってるとかで写真も見せてくれた。「バイクは危険だからカートにしろってお父さんに言われたんだ。」と本人はバイクにも興味ありそう。また日本に来ることがあったら連絡してねと分かれました。レースを通じて知り合いが増える。素晴らしいことだよね。
「VACANCES」
月曜日、オッサン二人はバスでパタヤに移動しました。目的は…、いやはやオッサンですから(笑)。着いてホテルに荷物預けてパタヤビーチの沖に見えるラン島に移動。ラン島では相乗りトラックで島の反対側のビーチまで行って、さらに人気のないとこで泳ぐべと岩場まで行って、海入ったらいきなりサンゴかカキかで足切りました。3~4年前は、そこで背中を火傷するくらい日に焼けて、今回は流血。バカか? バカだ。Big-Cというスーパーでkitoのサンダル買って(先に買え)、パタヤではプール付きのホテルに1泊して、ホントはナクルアって北の方のレストランにシーフード食べに行きたかったんだけど、贅沢できるほどのお金はないので、屋台でバンメシして翌日ヒョコタンヒョコタンしながらまたバンコクに戻ったんだけど、途中バスのエンジンが壊れて回転が上がらなくなって路肩にストップ。幸いエアコン効いていたので助かったけど、そんな時でもタイの人は動じない。昼過ぎにバンコクへ。
「SOUVENIR」
最後の1泊はプロンポンっていう、これまたヤバい町。遅い昼飯を3月に段上君の奥さんに教えてもらったローカルレストランに食べに行って、チャオプラヤー川のボートに乗って、川沿いに出来たなんだかオシャレさんなレストラン街から生花市場を歩いて、T君がMBKでお土産買って、あと何したっけな? Cocaでタイスキ食ったのはこの夜だったかも。あと、そうだ、ホテルの隣に出来たショッピングセンター(デパート?)がスゴいことになってたんだ。螺旋のレストラン街。こんなの建てちゃって大丈夫かよ? と度々思わせるタイですが、あれは一見のというか訪れる価値ある気が。
「CU」
初めて使ったLCCだし、過去2度ほどやらかした乗り遅れだけは出来ない気がして、割と早起きしてBTSでモーチットまで行って、そっからバスでドムアンまで移動して、そんでドムアン駅の屋台で最後のタイフード食べて、な~んのサービスもないエアアジアはひたすら寝て、東雲でラーメン食べて、Tさん地下鉄の駅で下ろして帰宅。以上、バカなオッサンの旅レポ終了。
「NEXT」
最後に余計な一言。今回のレース、なんで日本のライダーはもっとアクセスしなかったのかなぁ…って。走らせて欲しいって手を挙げれば、喜んで迎えてくれたハズだし、レースももっと盛り上がったに違いない。なによりその先には、来年3月のMXGP参戦があるのになぁって。帰国してそれがちょっと残念だったので、あれこれ余計な画策をして、目下3名のライダーがワイルドカード参戦目指して調整し始めてます。たぶんもっと増えるハズ。本当にアツいんだよ>タイ。
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