ゼントタナン
MFJモトクロス委員会にみんなの意見を出そうというアプローチからの流れ。
付随して、いろんな意見を掲示板でやりとりできたらなと思ったわけですが、不特定多数の人に発言してもらうというのはなかなか難しいです。
そんな中で、現状のルールは間違っているが、今更変えてもらっては困るという旨の発言がありました。
もちろん貴重な意見を批判するつもりは毛頭ない(笑)です。むしろ、発言、コメントしてくれた方がおっしゃる様に、元が変と分かっていても変えてもらっては困る、というのがおそらく当事者であるライダーや関係者の多数意見なんじゃないかという気がします。
一方で、現状のシステムだと全日本のレベルはどんどん低下してっちゃうんじゃないかというのが気がかりだったりもします。例えば有効ポイント制のおかけで、予選は絶対に落とせないという緊張感はなくなるし、苦手なコースをなんとか攻略して1ポイントでも多く稼ぐ…なんてことも、ある意味ナンセンスになってるわけです。必死で頑張ったり無理するより、得意なコースで一発を狙う方が有効なのは明らかなわけですから。
実はほとんどのライダーが4スト250でエントリーしていて、1大会2レース制というダブルチャンスみたいなIB2とIB Openというクラス設定も含めて、参加者の負担を軽減するという建前が実は、エントラント=エントリー収益増加を狙う主催者のビジネス戦略だとしたら、結果的に朝7時からいきなり全力疾走させられたり、表彰式の最中に次のレースがスタートするとか、公式練習走行が20分足らずなんていう無茶なスケジュールが当たり前になっても、実際には誰も文句を言わずに、「おかげでまだチャンスはある。」とエントリーし続けてくれるわけで、ある意味立派(なんなんだこのメチャクチャな文章は!)。
ただし、あまつさえ中途半端な全日本ですが、70年代、80年代、90年代を経て、熱はどんどん覚め続け、温く温くなっているような気がする。世界のモトクロスは当然のことながらどんどん加熱してるわけで、ホントこのままじゃ先行きが心配。
80年代以降急成長を遂げたAMAのやり方を、MFJは早急に取り入れるべきだと思うんだけどなぁ。
AMAナショナルのシステムに習えば、全日本のレースはIA1とIA2のみ。IBはアマチュアクラスとして土曜日にIB1、IB2、IB Openの3クラスをやればいい。この際、上のクラスへのチャレンジには常に門を開く。つまりNAやNBのライダーもIBの予選にチャレンジできるようにする。
A級への昇格は申告制。IBのどこそこで何位に入ったとか、総合ランキング何位だったとか、地方選でチャンピオンになったとか、ある程度基準は必要だけど、基本的にどんどん上に上げればいい。A級への門戸を広げ過ぎると国際A級の格が下がるなんていう人がいるけど、元々大した格があるわけじゃないし、そもそも予選で振るい落として、決勝出場を果たしたライダーのみ、待遇も含めて称賛すればいい。
少なくとも主催者が、IBをお客さんにして、エントリーフィーで全日本の収支をなんとかしようと思ってちゃダメだと思う。チャンスがいっぱいあって参加しやすいアマチュアクラスとトップライダーによるプロクラスの2本立で、アマチュアクラスからは相応のエントリーフィーを、プロクラスは観戦料に相応しい演出を盛り込んで収入を得る。もちろんその収益をプロライダーに還元するシステムを作る。
…アメリカじゃ当たり前のように行われてることなんだけどなぁ。スチュワートの抜きを研究する前に、どんな環境からスチュワートが生まれたのか考えるべきだと思うんだけれど、全日本の運営に関わってる人たちは、実はどちらにも興味がなかったりするんだろうね。前途多難だわ。