【翔たけ世界へ】LMXの4選手が世界選手権Women’s MX Rd.2 Thai GPに参戦
全日本MXレディーズクラスで活躍する、竹内優菜 / TEAM HAMMER ホンダ学園 /HONDA(14 Rank1位)、安原さや / 名阪レーシング /YAMAHA(14 Rank2位)、畑尾樹璃 / グリーンクラブ TEAM MOTOBOY /KAWASAKI(14 Rank3位)、永井歩夢 / SRF関東 オートスポーツ清水 /SUZUKI(14 Rank15位)の4名が、3月7~8日にタイ、ナコンチャイシーのタイランドサーキットで開催されるMXGPに併催されるFIM 世界選手権Women’s モトクロス(FIM Women’s Motocross World Championship)に参戦することが、このほど選手会のFacebookを通じて正式に発表された。
※追記:竹内選手が出場を辞退した旨LMX選手会のFB、ならびに本人のFBでも報告されています。
世界選手権Women’s モトクロスは、MXGP第1戦カタール、第2戦タイの後、第7戦イギリス、第8戦フランス、第10戦ドイツ、第13戦チェコの全6戦で行われる。ヨーロッパのライダーを中心に行われる同シリーズにとって、緒戦のカタール、タイは海外遠征となり、エントリーが少ないこと(昨年のカタールは22名が出場)、またアジアとの連携強化を図る一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ教会(MFJ)との意向が合致し、成績上位ライダーとの交渉の結果、今回の出場が決まった。
選ばれた4選手はいずれも全日本LMXクラス以外、普段の練習や地方選手権などで4スト250ccに乗っており(近畿選手権IBクラスでシリーズチャンピオンを獲得した安原さや選手は、女性MXライダー初のIA昇格がほぼ確定している)十分な経験を積んでいる。しかし乗り慣れたマシンを持ち込むのではなく、現地で用意されたマシンでのぶっつけ本番での参戦。また「渡航費用などは個人負担となる」など、困難な面もあるが、フルサイズマシンでレースを行う海外の女性ライダーに真っ向勝負を挑むことは、ミニモトクロッサーで戦う全日本LMXクラスのグローバル化という意味でも大きな可能性を持つ。過去、鈴木沙耶選手や益春菜選手、現在も金城さやか選手がアメリカのWomen’sで実績を残しており、トップライダーの実力が世界レベルにある日本のLMX。4選手の活躍と飛躍に期待したい。
15/01/21 追記:大塚豪太選手が今年もMX2クラスに参戦する旨、所属チームのFBで発表されています。
※写真は2014年シリーズチャンピオンの竹内優菜選手。