「ゼロハチII」に関して。

下の「ゼロハチII」に関して。
正直ガックリ来てるんですが、でも、放っておいても先に進めないので、記録を兼ねて報告します。
そもそも個人のブログに対して、MFJという団体の担当者が電話で内容の削除を指示(依頼?)して来たこと自体、どうなのかと思うわけです。ここって、MXING.webと連携してるわけでもないし、一応「木田○-○淑」というハンドルで書いてるわけで、ボク個人は、あくまでもプライベートな場所だと思ってるわけです。一方で、私的な記録とはいえ、これも表現活動のひとつですからね。それを阻害されたという不快感もあります。あれこれ考えてても一向にまとまらない事柄が、1度文章化すると身分の中で方向性が見えてきたりする。ボクにとってここは、そんな創作過程の場所でもあったりします。まぁ、ネット上に公開しちゃってるわけだし、「長年レースに携わってきて、影響力は大きい」と言われれば、「はぁ、そうですか。」と言うほかないわけですが。
「とりあえず話し合いを持ちたい。」ということだったので、「それまで削除してください。」という要求を受け入れて、一旦削除したわけです。で、その話し合いをしてきたので、念のため記録しておきます。
まず、ボクが書いたのは以下の内容でした。
**************************************
ひとつバラしちゃいましょう。
モトクロスをギリギリコースサイドで観戦したい方、フェンスやネットの外じゃなく、好きな場所で撮影したい方、レース中コース横断も含めて自由に歩き回りたい方はプレスゼッケンを申請してください。なんか資格がいるんじゃないの? と思われていますが、案外簡単に取得できます。
方法は2つ。一つは年間ライセンスを申請すること。これには既存媒体編集長の紹介状というのが必要になります。でもそれも初年度だけなので、例えば地元のタウン誌とか、ローカル紙とか、とにかく媒体を見つけて、掲載なんてしてくれなくていい、とにかくレポートだけさせてくれと紹介状だけ認めてもらえれば大抵通ります。年間共済費が1万円だったかな。4戦以上行く方は、その都度正規の入場料金を払うよりお得です。土日お弁当も貰えます。全日本トライアルは全戦OKだし、確か筑波の全日本RRも取材できます。
もうひとつは各大会の会場毎に暫定プレスゼッケンを取得する方法。こっちはもっと簡単で、テキトーに媒体名を書けば、大抵は出してくれるみたいです。共済費が2000円(SUGOは3000円)だったかな。前売りチケットよりも安いです。駐車場だって、一般観客よりもずっと便利な場所を利用できます。入場ゲート入るときに名刺の1枚も用意して、「暫定プレスを申請します。」と言えば大抵タダで通してもらえるみたいです。
確か年間(初年度)は紙媒体が基本なんですが、暫定に関しては特に媒体の種類に制限はないみたいです。メーカーの広報さんも取得してるし、ショップの宣伝素材を撮影するんでも出してくれます。個人のHPやブログだって立派な媒体と見なされているので、それでもOKです(たぶん)。
本当にそんなんでいいの? という思いは当然あります。個人的にはそんなのナシだろうと思います。でも、大会の運営全般を各ブロックに任せきっちゃってる現状では、的確なメディアコントロールなんて出来るわけがないんですね。知ってる人は知ってる。知らない人は知らないってだけのハナシで、実際にプレスルームに陣取って、せっせと個人のブログ更新してる人もいるみたいだし、ある意味現状はなんでもアリな状態なわけです。
報道に関して、可能な限り制限はされるべきでないと考えます。でも、報道ってなんだ? と問われたら、それはいろんな形態があるわけだし、今後さらにどんどん多様化していくだろうし、伝える側にしてみたら、そんなの自覚の問題でしかないから、原則自由という建前を大上段に振りかざせば、なんでもアリというところに落ち着くのかなと。かなり強引な着陸だけど、システムがそうなんだから、アリかナシかで言えばアリ。それが現状。
というわけで、今まで「なんであいつら特別扱いなんだよ。」と思ってた方。来年はプレスのビブ着けて、いい写真を狙ってください。モトクロスの素晴らしさが一人でも多くの人に伝わるなら、OKですよね?>MFJさん。
**************************************
で、11月8日に行われたMFJの桑原さん、沖さんとの話し合いで言われたのは、「あんなことを書いて、混乱を来すとは考えなかったのか?」ということでした。
その質問に関してボクは、「混乱が生じるとは思わなかったし、混乱させようとも思っていない。現状そうなっているという事実を書いただけ。事実だと思っていたことが間違っているのであれば訂正に応じるが、事実ではないですか。」と回答しました。
ちなみに桑原さんの意見は次の通り。
「木田さんがモトクロスの普及と捉えたブログの内容を、モトクロスを統括する協会の担当者としては、一般の方がこれを読まれたとき大きな間違いで、誰でもプレスビブを取得できる大きな勘違いをし、安全を確保しなければならない主催者、ライダー、関係者含めて適切な表現とは思えなかったから、ブログに対して掲載の削除を依頼した。」
また、後日FAX.で頂いたのが次の文書。転載します。
「誤解を招くと困りますのでMFJ取材規定からプレスカードの発行対象者を申し上げます。
プレスカード(年間・暫定含む) MFJ取材規定第2章7条
プレスカードは、原則として取材内容を掲載する媒体をもつ、18歳以上のものに対してのみ発行される。
上記媒体とは、テレビ・ラジオ・新聞、雑誌等で一般の方が容易に購入できるものをいう。普及目的から外れるものや、個人的趣味、電子媒体等は原則的に本取材規定でいう媒体とみなさない。但し、MFJ,主催者および施設が特に必要と認めた場合は、この限りではない。」
ということで、先に再掲載した内容で、ボクが「モトクロスをギリギリコースサイドで観戦したい方、フェンスやネットの外じゃなく、好きな場所で撮影したい方、レース中コース横断も含めて自由に歩き回りたい方はプレスゼッケンを申請してください。なんか資格がいるんじゃないの? と思われていますが、案外簡単に取得できます。」、「暫定に関しては特に媒体の種類に制限はないみたいです。」と書いたのは、規則の上では間違いでした。それ以外にも規則に準じない内容、認識の足りない点がありました。お詫びして訂正します。
ちなみに、「特に地方ブロック主催の競技に関し、今後厳格なメディアコントロールが行われるようになるのか?」というボクの質問に対する桑原さんの回答は「わからない。」でした。
媒体の見本を必ず持参させるとか、後日掲載された媒体を提出させ、精査した上で翌年の申請受付に反映させるとか、できること、やるべきことはたくさんあると思うんですが、地方ブロックにも権限があるわけだし、MFJ本部は「地方に委託」している場合が多いので、結論としては完全なコントロールは難しいということなんでしょう。
したがって、誰でもメディアパスが取得できるという表現の仕方は正しくはありませんでしたが、今後、報道活動が大幅に規制・制限されるということもないと思うので、メディアパスを取得して取材したいと希望する方は、その趣旨をしっかりと申請時に伝えて、頑張って報道していただきたいと思います。
今まで気にしたこともなかったんですが、このブログの過去4カ月の訪問者数は、1日平均74人(解析対象期間: 2007年8月1日(水) ~ 2007年11月9日(金))でした(個人的には予想外に多くてびっくりしました)。そんなブログでもMFJの担当者さんは、影響力の大きい媒体と認めてくれたわけです。「モトクロスの素晴らしさを一人でも多くの人に伝えるために」という思いがあれば、ブログというメディアだって「必要と認め」てもらえるんじゃないかと思います。
以上、ここを読んでくれている1日平均74人のみなさんへの報告でした。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です